連載 2016.12.20
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レディス市場見聞録 第7回スクール編 サンクチュアリゴルフ

レディス市場見聞録 第7回スクール編 サンクチュアリゴルフ

ゴルフ場で女性ゴルファーを見かける機会は少ないが、スクールや練習場には多いという噂を聞きつけ、今回は初心者専用ゴルフスクール『サンクチュアリ』の羽生淳一代表を取材。スクール事情と女性客の取り込み方が見えてきた。


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―早速ですが、スクール市場規模はどれくらいでしょうか。

「約100億円。男女比は半々くらいでしょうか。当社は初心者専用とうたっていますから、女性が約8割を占めています。傾向としては、スクールは増加傾向。当社としても店舗を少しずつ増やしていきたいと考えています」

―物販はいかがですか?

「 試打クラブがあるメーカーは、レッスン中に使うことができるので、売れていますが、特定のメーカーに限られますね」

―では、女性に支持されるために気をつけていることはありますか?

「施設面の清潔さは当たり前で、インストラクターは若手を揃えること。当スクールでは約30名のインストラクターがいますが、平均年齢は28歳。若い人に活躍の場を提供できるし、初心者の女性が感じるハードルの高さを少しでも下げるためです」

―やはりハードルが高いのでしょうか。

「会社や友人に誘われてゴルフを始めようという初心者の女性が、いきなり練習場に行くのは無理です。金銭面や通える環境はまだまだ厳しい。そのあたりを解消していかないといけません」

―『サンクチュアリ』は駅チカですね。

「スクールの立地は会社から通いやすいところを意識しています。また『わたしにできるかな?』とか、怖い、迷惑をかけちゃいけないといった不安を抱えている人も多いので、“初心者専用”を掲げることで安心感を持ってもらい、『迷惑をかけてください』というスタンスで接しています。定期的に会員向けの懇親会も開催していますから、その際に直接女性の意見を聞くこともあります」

―どんな意見が出る?

「こんな看板があったらいいよねとか、先生のプライベートな情報を聞くこともありますよ(笑)。友達を作りに来ている人も多く、ゴルフとライフスタイルの双方を提供する場としてスクールを活用してもらう感じなんだと思います」

―スクールだけで終わってしまい、実際にコースに行かない人も多いと聞きます。

「当スクールではコースデビューするためのコースを設けています。スクールの前から観光バスでゴルフ場へ連れて行き、ゴルフ場で昼間からコースレッスンを実施します。入門編の数ホール回るコースから上達を目指してラウンドするコースなど様々で、値段は1万5000円~3万2000円。毎回40名ぐらい参加してもらっています。インドアでは教えきれない、ルールやマナーなども教えられますから、コースに行くための練習の場ですね。土日は必ず実施し、月15回ぐらいのペースで実施しています」

―それは役立ちそう。女性を教える上での課題はありますか?

「 ゴルファー側の意見は初心者には響かないんです。上達を目指すスクールは多いですが、9割以上の女性は楽しければいいと考えている。だからその生徒のニーズに合わせて、いかにレッスン内容を捨てられるかがポイントだと思います。初心者に限定して言えば、ゴルフはいろんな楽しみ方があるので、それをたくさん伝えていくことで、何かしら楽しいと思ってもらえるポイントを見つけてもらうのが大切だと思います」

―インストラクターが伝えなくてはいけないことでしょうか?

「先生自身がゴルフ好きだったら、生徒も自然にゴルフを好きになってくれると思います。でも実際に響くのはプロの意見より生徒同士の意見。『わたしもこうだった』とちょっと前に入った生徒さんが言うと、素直に聞き入れてくれる。同じ目線で話せた方が、安心するのでしょうか。ですから、交流の場を増やすのは大切だと思います」

語り手:サンクチュアリゴルフ 羽生淳一代表

GEW女子部 編集部

ライタープロフィール:GEW女子部 編集部

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