連載 2017.2.16
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スター不在のゴルフ業界

スター不在のゴルフ業界

第9回目となった「好きなスポーツ選手ランキング2016」がオリコンスタイルのサイトで紹介されていた。男女1位には錦織圭と吉田沙保里が輝き、リオ五輪開催年だったこともあり、トップ10にはオリンピック選手や世界で活躍しているアスリートが名を連ねていた。

ゴルフ業界に携わる者としては松山英樹、池田勇太、イ・ボミ、笠りつ子など、2016年に活躍した選手の名前がないことがとても残念だが、松山英樹は昨年末からブレイク、世界ランキング6位まで上昇しているので、今年注目が集まりそうだ。ちなみに2009年のランキングでは石川遼が2位、宮里藍が3位だった。

思い返せばこの年は話題も多く、女子ツアーの最終戦では諸見里しのぶ、横峯さくら、有村智恵による三つ巴の賞金女王争いに加え、米ツアーから帰国した宮里藍、上田桃子が参戦したことで注目度も高く、連日様々なメディアにも取り上げられていた。

この年のギャラリー入場者数は60万4994人で、過去最高の盛り上がりを見せたように、日本人選手の活躍は新しいファンの獲得とゴルフ人口増加の原動力になっていることが伺える。近年の女子ツアーでは外国人選手の活躍が目立ち、昨年の入場者数は2009年の34試合から3試合増えたにも関わらず、53万894人だったようだ。五郎丸選手率いるラグビー日本代表が活躍した後、ラグビー人口が増えたことは記憶に新しい。スター選手の影響力は計り知れない。

あなたの世界ランキングは?

日本アマチュアランキングをご存じだろうか。日本ゴルフ協会(JGA)が創設したアマチュアのランキング制度である。JGAの主催競技をはじめ、ランキング対象競技に出場したアマチュア競技者の成績がポイント集計されている。最新では男子1500人、女子957人がランキングされていて、男女とも大半がプロを目指す10代~20代前半の競技者で絞められている。

もちろん我々社会人ゴルファーでもゴルフ場会員権を購入し、対象競技に出場してポイントを獲得すればランキングに入るが、今どき会員権を購入してまで競技に出たいというゴルファーは多くはない。一般のゴルフ人口720万人にとっては、関心の薄いランキングと言ってもよい。

ただし、これが自分自身を対象にしたランキング制度があれば話は別だ。社内の営業成績ランキングがあれば、ライバルと競争して上を目指し努力する。給料やボーナスの査定ポイントには当然のように関心を払う。ゴルフにもプロや競技ゴルファー以外のアマチュアランキングを制度化してもらえないだろうか。

ゴルフダイジェスト・オンライン(GDO)のスコア管理機能に、プレーしたスコアを入力すれば集計しハンディキャップとランキングが表示される。ここでは50万人弱の会員データの中で自分がどの位置にいるかが分かり、競争意識からモチベーションアップに繋がっている人も多いと聞く。プロと同じように毎週ランキングが更新され、上位には様々な特典が用意されていれば、闘争心に火が付くゴルファーも出てくるだろう。あなたは町内会で1位です、ゴルフ歴2年の女性で1位です、平均パット数1位ですなど、様々なランキングがあると面白い。今年はアマチュアランキング100位以内を目指して練習するぞ!

自分自身にランキングがあれば誰だって努力するはずだ。ハンディキャップではなく、あなたのランキングは? の日が来るかもしれない。

~月刊ゴルフ用品界2017年2月号より~

田中 禎晃 (たなか よしてる)

ライタープロフィール:田中 禎晃 (たなか よしてる)

㈱ヒューテックジャパン代表取締役。
ネット通販の構築、コンサルティングが専門でインターネット広告セミナーも展開。
女性ウェアの通販サイト 「vivid golf」 の立ち上げからゴルフ事業に本格参入、ゴルフ市場活性化プロジェクト「Green Carpet」のメンバーでもある。とくに女性ゴルファーの市場拡大に力を注ぐ。

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